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埼玉県川口市の司法書士ブログ 2011年8月アーカイブ

過払い金返還訴訟で、最高裁が弁論。 高裁判決見直しか

 消費者金融業者が債務者に過払い金を返還する際、年利5%の利息を支払うべきかどうかが争われた2件の訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(宮川光治裁判長)は、11月10日に弁論を開くことを決めた。
 書面審理が中心の最高裁が弁論を開くことから、「業者は返還の際、利息まで支払う必要はない」とした2件の高裁判決が見直される可能性が出てきた。債務者側に有利な判断をすれば、全国の同種訴訟に影響を与えそうだ。

 最高裁は07年、「業者は原則として過払い発生時から利息を支払う必要がある」との初判断を示したが、業者が過払いが起きていることを知らなかったという「特段の事情」があれば、支払い義務はないとした。これ以降、過払い金返還請求訴訟では、業者側に「特段の事情」があるかどうかが争点となり、1、2審の判断が分かれている。

 弁論が開かれる2件のうち、1件は奈良市の債務者が「プロミス」(東京)を相手に約160万円の過払い金と利息の支払いを求め、もう1件は川崎市の債務者が「CFJ」(同)を相手に約500万円と利息の支払いを求めた訴訟。(毎日新聞)
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 貸金業者によりますが、当職が担当している事件では、CFJとアイフルが、必ずと言っていいほどこの論点で争ってきます。この最高裁判決には、注目です!moon3


SFコーポレーション(旧三和ファイナンス)が破産

 消費者金融準大手のSFコーポレーションは、8月26日、東京地裁から破産手続き開始の決定を受けたと発表しました。負債総額は1897億2000万円。

 過払金返還請求が相次ぎ、経営が悪化し、事業継続を断念したようです。

 負債のうち、過払い利息返還債務は現時点で約1865億円。SFコーポは今後、借り手から過払い利息の申し出などを受ける債権届け出期間を設ける。債権者数は約61万人に上り、債務を精査する過程で負債はさらに膨らむ可能性もある。

 過払金の返還請求をしても非協力的であるとして、過払金返還請求権を原債権とし、何度も利用者側から破産を申し立てられていた経緯があった。同社の資産は少ないと見られ、債権者への返済額は大幅にカットされる見通しです。moon3


カード売買装い貸金。元現金化業者が出資法違反で逮捕

 クレジットカードのショッピング枠を現金化する手法で高金利の融資をしたとして、警視庁生活経済課などは5日、東京都板橋区仲宿、元貸金業者で飲食店経営、橋本幸治容疑者(41)を出資法違反(高金利の受領など)容疑で逮捕した。業者側は商品売買を装うことで融資ではないとしていたが、警視庁は商品はほぼ無価値で実質的貸し付けと判断した。カードの現金化業者摘発は全国初という。

 逮捕容疑は、10年3月~今年1月、千葉県浦安市の男性(49)ら4人にネックレスやブレスレットの売買を装って現金を貸し、法定金利の最大23倍となる計約70万円の利息を受け取ったとしている。

 生活経済課によると、橋本容疑者は「逮捕されると思っていなかった」と否認しているという。商品とされたネックレスなどはおもちゃで、実質的価値は30~120円だった。

 橋本容疑者は、クレジットカード決済代行会社と契約、インターネットのサイトでカード現金化が違法ではないとうたって顧客を募集。顧客から、カード番号などを聞き、融資希望金額に応じた手数料を引いた額をキャッシュバックとして融資。商品代金としてカード決済代行会社に現金を請求、顧客にはほぼ無価値のおもちゃなどを送っていた。06年7月から約750人に計約4億3000万円を実質的に貸し付け、約8000万円の利益があったという。

 日本クレジット協会などによると、カードの現金化業者は、改正貸金業法が成立した06年以降、消費者金融などに代わり急増。売買取引の形を取っているとして貸金業法の規制対象にならないとされてきた。(8月5日 毎日新聞)

 ネットや繁華街でよく見かける「カード枠の現金化」。これは違法です。たとえ、この行為によって現金を得ることができても、それはピンハネされた少額の現金です。かならず利用者が損をしますmoon3


プロミスが40億円の最終黒字に転換 4~6月

 プロミスが29日発表した2011年4~6月期連結決算は、最終損益が40億3000万円の黒字(前年同期は42億4800万円の赤字)だった。
貸金業への規制を強めた改正貸金業法の完全施行の影響によって営業収益は落ち込んだが、前年同期に計上した希望退職に関連した特別損失が減少して黒字に転換した。
顧客が過去に払いすぎた利息(過払い金)への返還金は約274億円になるとの報道がありました。

日経電子版より


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